かもめCafe

大学で働くっておもしろい!?ヨココク若手職員が「大学職員の仕事」を紹介する大学非公式ブログです。

業務について(法規係)

こんにちは。総務課の長野です。

今回は、法規係の仕事をざっと書いてみようかと思います。

 

法規係が担当する業務の中で中心となるのは、やはり規則の改正です。

 

いきなり「規則」という言葉が出てきましたが、これは組織の内部で適用される決まりといったところでしょうか。内規といったりもします。

 

日本は法治国家ですから、国会で制定される法律によって自律していますが、規則はその範囲を組織に限定し、様々な物事を規定しています。教職員の就業規則や給与の規則もその中にあります。 法規係は大学の業務運営を規定する300以上にも及ぶ規則等を管理しているわけです。

 

規則が改正されるとき、おおよそ以下の流れで進みます。

①規則を所掌している係から規則改正の相談がある

②改正案を法規係で確認。改正の相談をしてきた係と連絡を取り合いながら案を詰めていく

③規則システムに入力しつつ、会議用の資料を作成する

④所定の会議で順次諮られ、規則改正が承認される

⑤改正案の制定と部局への周知案を決裁

 

ここまでで一通りの流れとなります。

 

一番時間をかけるのが②の確認作業です。

・その規則の中で整合性がとれているか

・文言の用法や表記に間違いがないか

・大学の他規則から逸脱していないか

 

おもにこのようなことに気を付けながら確認しています。

たくさんの規則を見ていくうちに知識も身についてきますが、どうしてもわからない点や判断が難しい点は法令の仕組みについての本で調べたり、他大学の規則を参考にして案を詰めていきます。

 

どこに穴があるかわからないので、調べつくそうとするとついつい遅くまでかかってしまいます。好奇心ももちろんですが、「もっと他にやり方はないか?」という探究心も必要になってきます。

 

規則を網羅した本学の規則集はインターネット上で公表していますので、 ぜひご覧ください。