自己紹介⑥
はじめまして、総務部人事・労務課職員・共済係 櫻井と申します。
私は2014年4月より、独立行政法人日本学術振興会(JSPS)「国際学術交流研修」の研修生として、フランスのストラスブール研究連絡センターに勤務しています。このように大学職員は、所属大学だけでなく、関連機関で研修を受けたり出向したりする機会があります。
http://www.jsps.go.jp/j-kaigai_center/kenshu.html
「グローバル人材の育成」が声高に叫ばれるようになって久しく、大学もその拠点としての役割を果たすことが求められています。教務係に勤務していた際には、しばしば学生や保護者の方から留学について相談を受けました。
しかし、ふとわが身を振り返って、大学職員として働く自分は「グローバル人材」だろうか?自分自身に海外経験がないまま、学生に海外へ出ようと勧められるだろうか?という疑問が湧いてきました。
もともと英語が苦手で、窓口に留学生が来てもあたふたしてしまう自分を情けなく思ったこと、学生時代に勉強したフランス語を生かす機会があればと思ったこと・・・色々な想いが重なってこの研修を希望し、晴れてフランスで1年間の研修を受けるという機会に恵まれました。
センターでは主に会計、広報を中心に幅広く実務全般を担当しています。
言葉の問題や、商習慣・文化の違いからくる苦労もありますが、そうした経験も含めて、何にも代えがたい経験となっています。
こちらへ来て驚いたのは、研究者も学生も大学職員も、英語はもちろんのこと、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語・・・複数の言語を話す人が大勢いること、たとえ文法的には正しくなかったとしても彼らは堂々とコミュニケーションを取ります。
言葉や国を超えてキャリアを築くことはまったく珍しいことではありません。
まずはこのように違いや驚きを「肌で感じる」経験が大切だと思います。
あと2ヶ月で帰国となりますが、まだ消化しきれていない自分自身の経験を、少しずつ言葉にして、みなさんに伝えていくことができたら・・・と考えています。