自己紹介⑤
はじめまして、久保田と申します。
私の所属している産学連携課は文字通り、民間の会社と大学とが
協力し互いに成長していくことを目指しています。
一般に新しい技術とか役に立つソフトウェアを製品として売り
出そうとするとき、避けて通れないのが特許をはじめとする
いわゆる知的財産権の問題です。
特許というのは有用なアイデアを思い付いた人が手続きをして
取得するものだというようなことは知っている人も多いと思い
ますが、大学の産学連携でも知的財産が大いに関係してきます。
特許を取得すると、他の人たちはそれを使えなくなります。
まねができなくなるわけです。それでも使いたい人はどうしたら
良いのかと言うと、特許の持ち主にお金などを払ってまねする
ことを許してもらうのです。
私はこのように産学連携の中でも、大学の研究で生まれた
アイデアを特許にして、企業の方々などに使ってもらうという
仕事に携わっています。
大学で産学連携が意識されたのは比較的最近のことで、企業と
非営利な大学という性質の違うものを結び付けようとするわけ
なので、試行錯誤も多いですがそれもこの仕事の魅力の一つ
だと思っています。
それから、お土産にもらったお菓子のパッケージなんかに
小さく特許等の出願や登録番号が書いてあると目ざとく
見つけてしまい、どの辺が新しいのかなーなんて気になって
しまうのは職業病だと思います。